ラッピングとは?
- ・定義
- 回転定盤上に研磨材を供給し、その上にワークを押付け、三者を相対運動させる加工法。高い平面精度が得られる。
(Lapping=擦り合わせる)
- ・目的
- 超高精度加工
・平面度(平らさ)0.001mm以下
・面粗度(なめらかさ)0.0003mm以下
・寸法精度 0.002mm以下
- ・機械構成
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- 定盤〈ラッピングプレート)
・一種の工具で、この平坦度がワークに転写される。
- 修正リング
・ワークを保持するワークホルダー
・定盤の平坦度を維持
・研磨材を定盤上に均一に散布
- ローラーアーム
・修正リングを支える
- キャリアー
・ワークを保持する
- プレッシャーパッド
・ワークとプレッシャープレートの間に挟み、ワークの傷の防止とワークの高さバラツキを吸収する。
- プレッシャープレート
・ワークへの加圧を行い、ラッピング効率を高める。
- ・ラッピングマシンの種類
- (A) 片面ラップ盤
・最も簡易的な方式で普及台数も多い。定盤、修正リング等ソフトが最も多く、多様な加工が可能。
(B) 片面オスカーラップ盤
・レンズ研磨に古くから使われている方式を、片面ラップ盤に応用したもの。